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【協育プログラム】「吉増剛造×大友良英 Voix/Voie 詩と音楽の交差するところ2」開催

2022年10月26日

 「吉増剛造×大友良英 Voix/Voie 詩と音楽の交差するところ2」(協育プログラム/HAPP慶應義塾大学新入生歓迎企画/教養の一貫教育Vol.5 主催:慶應義塾大学教養研究センター/共催:慶應義塾高等学校/協力:慶應義塾アート・センター)が、2022年10月21日(金)高等学校の日吉協育ホールで開催されました。
 吉増剛造氏は1960年代から現在まで詩人として最先端を疾走し続けてきましたが、その創作活動は詩作にとどまらず、音楽・美術・映像・舞踏などさまざまな領域と切り結んで来ました。吉増剛造という詩人が発する言葉は生徒にとって初めて目/耳にする異質な言語であり、今まで用いてきた言語のあり方を再考し、受験等でひととおり学んできた約束事からも逸脱する、より豊かな言語の可能性に触れる貴重な経験となりました。コロナ禍にあっていったい詩人が日吉でどのような言葉を紡ぐのか、リモートによる〈トポス〉の懸隔の時代にあってどのように言葉を音楽と交響させるのか、ポストコロナ時代の芸術を考えるにあたっても貴重な場となりました。
 今回、吉増剛造氏の声と切り結んでいただいたのは『あまちゃん』や『いだてん』、公開中の映画『犬王』(湯浅政明監督・古川日出男原作)の音楽でも知られる現代を代表する音楽家の大友良英氏です。吉増氏が石巻や東京都立美術館で実践したガラスに文字を刻印する創作行為も、10代を福島で過ごされた大友良英氏の音とともに、南三陸の木材を用い3.11の記憶を襞にもつ日吉協育ホールで行っていただきました。
 詩と音楽と美術の切り結びから発生するアクチュアルな事件の〈場〉を目撃した会場の学生たちからは多くの反響や言葉の紡ぎ出しがやみませんでした。


慶應義塾高等学校