
昔からことばが好きで、とうとうことばを教える職に就くまでになりました。
ドイツ語は、日本語とは起源もタイプも異なる言語を比べ研究しようと思い立ち、大学から学び始めました。その意味ではどの言語を学んでもよかったのですが、とくにドイツ語を選んだのは、ヨーロッパに留学したかったのと、極めた人の少ない言語を学びたかったからです。
文字も好きです。見知らぬ土地の碑に刻まれた文字などはただの線にしか見えませんが、そこで暮らしていた人には意味をもつことばです。失われた生活・文化を息づかいもそのままに保存できる文字というものに魅力を感じます。
ことば遊びも好きです。街で知らないことばが聞こえてくると嬉しくなります。ことばをテーマにした小説なども好んで読みます。
本校では私はドイツ語や英語といった、特定の言語名をかかげた授業を担当していますが、一つの言葉にしばられるのは好きではありません。また、生きたことばには本来正しい、間違いの別はないはずで、そこには通じる、通じないの別があるのみです。ことばの様々な側面に楽しみながら触れ、ことばに関わる校内の他の授業・活動ともつながることを展開していきたい、と思っています。
担当教科:ドイツ語 吉村 創 [2010年10月掲載]