
「地学」というと、石とか地層の話ばかりと思っている人が多いのですが、そうではありません。
私たちのすみか、地球そのものはどうなっているのか。
日々の生活に影響を与える大気の動き、つまり気象はどのように起こるのか。
地球をとりまく宇宙はどんな構造になっているのか。
これら、地球の芯から宇宙の果てまで、すべてが地学の学習内容です。
そして、それらは有機的に結びついています。
地学を学ぶこと、それは地球をとそれを含む宇宙の仕組みを解きほぐす旅なのです。
このような大きなものを学習内容としますので、「おおざっぱ」にものを捉えるよい訓練となります。
緻密に考えることも重要ですが、ともすれば「木を見て森を見ず」ということにもなりかねません。
自然を、細かに見る視点、大きく見る視点、両方の視点を養うのが高校時代の科学の学習には重要です。
また、受験にとらわれず実際の体験を交えながら学習できる環境があるのも、
本校の地学教育の素晴らしいところだと自負しています。
この世界には、まだまだ解っていないこともたくさんあります。科学は日々進歩していきますが、その結果
定説が覆ってしまうこともあります。研究の最先端は常に興奮に満ちあふれています。
そんな、興奮が伝わるような、科学の醍醐味が味わえるような授業を慶應高校地学は目指しています。
活きた科学の面白さを体験して欲しいと思っています。
担当教科:地学 松本 直記 [2009年3月掲載]