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吉村太郎君(3年)の研究論文を学会誌が受理。発見化石が新種と認定!

2016年11月16日

日本古生物学会の英文誌「Paleontological Research」は、11月14日、本校3年・吉村太郎君が執筆した二枚貝化石の新種記載論文を受理しました。この論文は、吉村君が富山県内で発掘した二枚貝化石の数個体が、従来より知られているエゾキンチャクガイに似ているものの、特徴の異なる新種であるという思いから、高校入学と同時にスタートした研究の成果です。この個体が新種であることを証明するため、吉村君はさらに多数の化石を得るべく発掘を繰り返したり、従来種との違いを統計学的に証明したり、同種が既に報告されていないか各国の論文を通読したりと、多くの作業をこなし、新種で間違いないとの確信を得た上で論文を完成させました。論文提出後も、専門家による厳しいチェックと修正作業を1年以上にわたって続け、ようやくその論文が受理されました。つまり記載された化石が新種であると、日本古生物学会が認めたことになります。なお、掲載号の確定や刊行はしばらく先ということです。
高校生が学会誌に新種記載論文を執筆し、受理されることはほとんど前例がありません。吉村君は今年7月にも、国際学会WCM2016(World Congress of Malacology 2016:世界軟体動物学会)に大会最年少でエントリーされ、現生エゾキンチャクガイの研究に関するポスター発表を行い、こちらも日本人初となる最優秀賞を受賞しました。吉村君は高校生の間に、現生の貝の研究と化石新種の論文という、どちらも非常に大きな業績を2つも手にしたことになります。


慶應義塾高等学校