慶應義塾高等学校 第69代生徒会長

乃坂 龍誠

新入生の皆さん、御入学おめでとう御座います。在校生を代表してお祝い申し上げます。

皆さんは「人としての基礎を学ぶ」義務教育を終え、晴れて「独立自尊」たる「社会の先導者」になるための新たなステージに進みます。

では慶應義塾の理念であり、慶應義塾といえば誰もが思い浮かぶこの言葉「独立自尊」とはどのような意味でしょうか? これから三年間、この学校で過ごす皆さんには塾高生活の一つの羅針盤として是非ともその意味を知って欲しいと思います。私の尊敬する先輩の御言葉をお借りして説明します。 「独立」は権力や社会風潮に迎合しないような心身の独立、「自尊」は自ら其の身を尊重し、そのうえで、何事も自分の判断・責任のもとに行うということだと言われています。 この言葉を胸に刻み、様々な誘惑から自らを律して欲しいと思います。

塾高生活は、皆さんが想像しているより遥かに楽しく、今まで経験したことのないものです。驚きが沢山あるでしょう。

塾高生活が物凄く楽しいものであることはここで書くより体験して頂いた方が絶対にわかりやすいため、敢えてここでは二点、アドバイスをさせてもらいます。

先ず、一つ目それは「自由」についてです。皆さんが今手にするこの新世紀にもありますが、「自由」は塾高の象徴です。皆さんはその自由を余すとこなく享受することが出来ます。 これは、塾高生と先生方との信頼関係の下に成り立っているものであり、言い方を変えれば我々は「自由」の使い方を問われているとも言えます。福澤先生の御言葉で「自由在不自由中」というものがあります。 この言葉の意味は皆さん一人一人に考えて欲しいので詳しく解説しませんが、自由を楽しむことと同時に頭の片隅で考えてみてください。

そして二点目は「何かに本気に取り組んで欲しい」ということです。文連でも、体連でも、部活でなくても構いません。何でもいいので、一つの事に夢中に、全身全霊で取り組んでみて下さい。 必ず大きく得られるものがあるはずです。塾高には、それだけの環境があり活かそうと思えば幾らでも皆さん自身へと還元することができます。

最後にもう一度言いますが、塾高は本当に楽しいです。卒業してから振り返って「塾高に入ってよかった」と思えるように、最高に高校生活楽しんでください。

改めて皆さんの御入学を心より歓迎致します。